こんにちは、ないしは こんばんは。臆病者のkatsuです。
今回ご紹介するのは、週刊少年ジャンプで連載中の新作『ロクのおかしな家』です。ホラー&コメディという、ちょっと変わった味わいの作品を全力でお届けします!
作品について
『ロクのおかしな家』は、『AGRAVITY BOYS』で知られる中村充志先生が手がける最新作で、週刊少年ジャンプ2026年19号(2026年4月)から連載がスタートしました。ジャンルは「ホラーホームコメディ」。おどろおどろしい呪いの設定と、笑える日常パートが同居する不思議な作品です。「次にくるマンガ大賞2026」のコミックス部門にもノミネートされていて、これから注目度が上がっていきそうな一作。単行本第1巻は2026年9月4日発売予定です。
あらすじ
主人公は科学部に所属する高校生・明清六(あきよ・ろく/16歳)、通称「ロク」。地元・刻分寺市に伝わる都市伝説「刻分寺月夜噺」――5つの呪いにまつわる伝承の非実在を証明しようと、たった一人でその真偽を確かめに向かいます。
本来は5日間かけて執り行うはずの解呪の儀式を、面倒くさがって一夜でまとめて済ませてしまったロク。その結果、儀式は「成功」判定されてしまい、5つの呪いを同時に呼び覚ましてしまいます。しかも呪いを解いた張本人であるロクからは離れられない体質になった呪いたちは、なんとロクの許可も得ないままロクの家に住み着くことに。こうして、呪いたちとの騒がしい共同生活が幕を開けます。
各々の呪いには、生前に抱えていた「いわく」=恨みや後悔があり、それを解き明かすことで過去が明らかになり、呪いを解くことができるという設定も用意されています。
登場する5つの呪いたち
- ヨハン(第一の呪い):吸血鬼。偉そうな態度が特徴だが、取り繕うこともできる食えないタイプ
- 幸子:詳細は謎に包まれた存在
- 屍字(第三の呪い):模様入りの仮面をかぶり着物をまとったいかつい男。陽気で料理上手、正体は「戦争の呪い」らしい
- ジェヴォーダン(第四の呪い):とにかく巨大な犬。犬だが「アニマル翻訳」でコミュニケーションが取れる
- アルトラ(第五の呪い):動く人形と思われる少女の姿をした呪い。ほとんど喋らない
キャラクターの濃さがすでにすごいことになっていて、この面々が一つ屋根の下で暮らすというだけで、日常パートがカオスになるのは想像に難くありません。
感想・レビュー
まず良かったのは、「ホラー」を謳いながらも読後感が重くならない点。呪いという不穏なモチーフを扱いつつ、キャラクター同士のやり取りはコメディ寄りに振り切っているので、テンポよく読み進められます。ヨハンの偉そうな態度と、犬なのに会話が成立してしまうジェヴォーダンのギャップなど、キャラクター単位で「クセの強さ」を楽しめる作りになっているのも魅力です。
一方で、儀式を一夜でまとめて片付けてしまうという序盤の展開には、科学部所属という設定との整合性に「ん?」と感じる読者もいるかもしれません。とはいえ、それも含めて「勢いで読ませる」タイプの新連載らしい潔さとも言えそうです。各呪いの過去(いわく)がどう明かされていくのか、そして5すくみの関係がどう転がっていくのか、序盤ならではの伸びしろを感じる一作でした。
まとめ
『ロクのおかしな家』は、ホラー設定とコメディのノリを掛け合わせた、これから盛り上がっていきそうな新連載です。『AGRAVITY BOYS』のファンはもちろん、クセの強いキャラクターが同居するドタバタものが好きな方には特におすすめできます。単行本第1巻の発売(2026年9月4日予定)に合わせて、ぜひ最初から読んでみてください!


コメント