こんにちは ないしは こんばんは 臆病者のkatsuです。
今回は、11月17日(月)に発売された週刊少年ジャンプ第51号に掲載された異能バトル × ミステリー × ホラー香る“人形使い”ダークファンタジー読切『DOLL SHOWS』感想・レビューです!
作品について
概要
『DOLL SHOWS』は週刊少年ジャンプにて2025年第51号に掲載された読切マンガです。
作者は畠山欣也先生です!本誌掲載おめでとうございます!!
あらすじ
とある小学校で18人の生徒が教師ごと忽然と姿を消した。
数日後、近くの教会で見つかったのは、生徒に瓜二つの“人形”。だがその素材には生徒本人の毛髪や皮膚が使われていた――。
8年後、不可解な事件が続く街に、別の生徒の人形を抱えた隻眼の少年が現れる。
死と人形が結びつく不気味な現象の裏で、何かが目を覚まそうとしていた…!!
『DOLL SHOWS』の感想・レビュー
「異能 × ミステリー × ホラー」重厚で引き込まれる世界観
“人形”というホラー的モチーフを、異能バトルとミステリー構造で再構築しているのが最大の魅力ではないでしょうかっ!
凄惨な事件から始まる物語は、不穏さと残酷さに満ちているにもかかわらず、ページをめくる手が止まりません。「誘拐事件」「サイコパス」「復讐」「謎解き」「異能バトル」といった要素を、読切の枠内で重層的にまとめあげている構成力も見事です!
キャラ & “人形”デザインの異形の魅力と感情の揺らぎ
“ドール”たちのデザインには、不気味さと同時にどこか哀しさが漂います…。
特に「毛髪と皮膚で作られた人形」「人形でありながら生きている存在」という設定は、単なる恐怖を超えた“生と死の境界”を強く意識させます。
生き延びたルカと、同級生たちの人形との対比は、バトルだけでなく“感情の物語”としても心に刺さりました!
ミステリー構成のテンポと“もっと読みたい”と思わせる続き感
誘拐、逃亡、生存、復讐――事件の謎と人形の秘密、同級生の行方、被害者の数。情報が徐々に明かされていく“謎解き”のテンポが非常に丁寧で、読切ながら「出来る限りの伏線の張りと回収」が行われています。
読後、「これで終わるのか?」と思うほど“余白”があり、「続きを読みたい」という感情が自然に湧きました。
一方で、読切ゆえに描写が駆け足になっている部分、情報量が多すぎて登場人物や人形の判別がやや困難になっていると感じられそうな場面も見られ、そのあたりは “読後の好み” が分かれるかもしれませんね。
まとめ
『DOLL SHOWS』は、人形ホラー・異能バトル・ミステリーを高いレベルで融合させた、強烈な読切作品ですっ!
暗く、重く、不気味。それでいてどこか切ない世界観が、読後も心に残ります。
もし連載化されるなら、「人形の正体」「同級生たちの運命」「呪いの起源」など、さらに深く掘り下げられるはず。続きが読みたくなる一作でした!
今のうちにチェックしておく価値は大いにあり!ぜひご一読ください!!


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