こんにちは ないしは こんばんは 臆病者のkatsuです。
今回は、3月31日(月)に発売された週刊少年ジャンプ第18号に掲載された吸血鬼ハンティングダークヒーローマンガ『斬吸血鬼譚ザンキ』の感想・レビューです!
作品について
概要
『斬吸血鬼譚ザンキ』は週刊少年ジャンプにて2025年第18号に掲載された白タキシードヒーローの吸血鬼ハンティング読切マンガです。
JUMP FUTURE PROJECT 2025 / WEEK7の作品として登場しました。
作者は期待のルーキー!深森象先生です!
2023年10月期JUMP新世界漫画賞を受賞した『DEATH WISH』の作者でもありますね!
あらすじ
「吸血鬼」…それは人の血を求めて突然襲い、瞬く間に繁殖し続ける化け物。
超強い吸血鬼ハンターであった祖父より訓練と教えを授かった主人公のザンキも吸血鬼の腐敗臭を辿っていた…。
「一、紳士的であれ」「二、弱き人の味方であれ」「三、吸血鬼を見たら殺せ」
祖父の教えを胸に、8年前に自分を守るために吸血鬼となった祖父との約束を果たすため、最強を目指して今日も吸血鬼を狩っていく…!!
『斬吸血鬼譚ザンキ』の感想・レビュー
魅力的なキャラデザとグロくも引き込まれるバトル描写!
街にはびこる吸血鬼を退治していくというシンプルなストーリー展開ながらも、主人公や吸血鬼のキャラクターデザインが作品を彩っています!!
主人公を白スーツに白ハットという怪盗キッドみたいなデザインにすることで、変人ながらも紳士的な雰囲気を醸し出しているほか、返り血を目立たせることで内に秘める冷酷さや決意のようなものを際立たせています…!
吸血鬼もなんとも気持ち悪いグロテスクな見た目ながらどこか元の人の面影を感じるといった寂しさを感じさせるデザインとなっています…。
そんなキャラクターのバトルシーンは圧巻の迫力!!!
容赦ない首切断に血しぶきと、過激めな表現が続きますが、漫画賞受賞時よりも観やすくなった画によって読者も十分についていけますし、カッコよさが勝っている描写となっています!!
マンガ技法を巧みに操る!
マンガ独自の表現方法である「コマ」「吹き出し」「効果線」などが、本作では独特に用いられています!
セリフの途中でその吹き出しに吸血鬼が頭を潰されていたり、吹き出しに血が飛び散っていたり、飛んだ吸血鬼の首がコマを横断したり…
基本的なマンガの技法をはみ出した表現が多用され、読み味にスピード感やスリルを感じさせます…!!
また、大コマを多用して迫力を増したり、あえて余白を増やして緊張感を演出したり…
非常に面白いと思ったのは、決めシーンの手前でコマ割りを階段のように配置されていたんです!探偵マンガなどで階段をカツカツと降りながら語っているような情景が思い起こされ、主人公の格好も相まって非常に雰囲気が出ているなと感動しました!!
まとめ
深森先生、堂々の初掲載でしたね!!
ハードめのホラー映画が好きなんでしょうか、吸血鬼のデザインやバトルシーンには、グロテスクで恐ろしくもどこか見てしまう…そんな表現が非常に秀逸だと感じました!
深森先生の今後にも期待したいです!皆様もぜひご一読ください!!
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