こんにちは ないしは こんばんは 臆病者のkatsuです。
今回は、6月10日(月)に発売された週刊少年ジャンプ第28号に掲載された異色の召喚獣バトルファンタジー読切『ケモノクル』の感想・レビューです!
作品について
概要
『ケモノクル』は週刊少年ジャンプにて2025年第28号に掲載された読切マンガです。
センターカラー付きの47ページ読切作品として掲載されました!
作者は2023年の金未来杯にて優勝を果たした旅頃九時先生です!
本誌再登場!おめでとうございます✨✨
あらすじ
時は19世紀初頭のバチカン
異界の獣と契約しこれを使役するものを召喚士と云った―—
召喚士・レギンはお告げにあった世界滅亡の危機を解決するため、厄災級害獣を倒しに行くのであった。
向かう先は江戸時代の日本。ここは様々な貿易品、武器、先進技術とともに何番がもたらした秘術「召喚術」が市井に浸透している国であった!!
レギンは、明らかに厄災級の禍々しい邪気を纏う”なにか”を連れた侍の少年を見つけるも様子がおかしい…。そんな中、2体目の厄災級害獣が出現する…!!
少年の正体とは…!そして世界滅亡の危機を救えるのか…!?
『ケモノクル』の感想・レビュー
独創的な召喚システムと表現
王道の異能バトルファンタジーとして契約して使役する存在を呼び出すのはよくあるものの、『ケモノクル』に出てきた“部分召喚”として契約した獣の一部のみを呼び出しバトルすることができるシステムは斬新ですよね!単純な装備品ではなく獣の一部のみを呼び出しており、主人公レギンが契約する獣『ファフニール』の「背骨だけ召喚するなって言ってるだろぉぉぉ!」というセリフも印象的ですね😆
また、召喚士と契約している獣、いずれかが死ねばもう一方も命を落とすという設定により、ある時は絆以上のつながりを感じさせ、ある時は脅迫材料のような意味合いも持たされており、人情味の深さも表現されています!
召喚士と獣の繋がりを鎖で視覚的に表現されている部分も読みやすさになっていますね!
テンポ感と演出力の高さ
『ケモノクル』のバトルシーンで特に際立つのが、緻密に計算されたコマ割りとメリハリの効いた演出です!
見開きいっぱいに爆発的な大技を描き出し、その次のコマで一気に静けさと余白を取り入れることで、強烈なコントラストが生み出されております!!
これにより派手さだけに頼らない“魅せる”演出が可能になっており、読者は自然と画面の緊張感と緩和を体感させられます…!
爆発的な動きと静寂の瞬間が交互に繰り返されることで、ページをめくる手が止まらなくなるほどのスピード感と迫力が持続します✨
さらに、台詞や効果音の配置も含めて、視線誘導が巧みで読みやすさと没入感のバランスが絶妙です…!
一瞬の閃きや緊迫した空気を的確に表現しつつも、余白を生かすことで読者の想像力を刺激し、物語の世界観に深く引き込まれます☺️
まとめ
『ケモノクル』--。アクション、設定、世界観ともに個人的に非常に好み☺️
長期連載でも読みたくなるような作品でした!!
これからの旅頃先生の活躍にも期待が高まりますね😆
ぜひご一読ください!!
コメント