週刊少年ジャンプ2025年夏の新連載第4弾『ピングポング』の感想・レビュー!! ※微ネタバレ注意※

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新刊・新連載レビュー

こんにちは ないしは こんばんは 臆病者のkatsuです。

今回は、7月8日(月)に発売された週刊少年ジャンプ第32号に新連載となったクレイジーピンポンバトル『ピングポング』の感想・レビューです!

 

作品について

概要

『ピングポング』は週刊少年ジャンプにて2025年第32号より連載開始したクレイジーピンポンバトルマンガです。

作者はついに本誌初連載!片岡誉晴先生です!!

あらすじ

「借金10億。卓球台の上でしか、俺は生きられない。」

母を病で失い、父が失踪して残されたのは多額の借金と、幼い妹だけだった主人公・御門平(みかど たいら)。

追い詰められ、裏社会の借金取りに追われる中、目の前に現れたのは“借金を帳消しにできる方法”――それは、命を賭けた“闇卓球バトル『ピングポング』”だった。

光る台、火花散るスマッシュ、燃えるラケット、賞金と命をかけてラリーを繰り返す異常な世界…。

妹を守るため、失った笑顔を取り戻すため、平は「卓球台の上で勝つ」しか道はない。

今、全てを賭けたデスマッチが幕を開ける――!

 

『ピングポング』の感想・レビュー

狂気的にリアルな“闇卓球”描写

本作最大の武器は、「卓球」を異常なまでにエンタメ化した狂気の演出といえるでしょう!

「打球時の火花や光線演出」

「相手のスマッシュを受けた瞬間の指の痛み描写」

「台の反射や玉の回転を繊細に描くペン運び」

「ラリーが続く息遣いの細かな描写」など

これらの積み重ねで「漫画だからこそ可能な卓球の迫力」が最大化されています!!

単なる球技としての卓球ではなく、“生きるために戦う狂気の舞台”としてデスゲームの次元まで昇華されており、通常のスポーツ漫画では感じられない緊張感があります。

闇卓球の世界のルール(敗北者の指を折られる、賞金倍率の変動、ギャンブラーの介入など)やギミック台(坂付き卓球台、光で目を惑わす台、重力変化エリアなど)など、今後の展開でさらに“狂気演出”が増えていくのは非常に楽しみですね!!

ギミック台のところはお正月の「スポーツ王は俺だ!」を思い出してしまいました…笑

 

重い背景と妹の存在が生むヒューマンドラマ

御門平の背負う“借金10億”と“妹を守るために戦う”という背景が、物語の根幹のドラマ性を担っています!

妹との微笑ましい日常シーンと、卓球台の上での地獄のような表情の対比が感情を湯ダブってきますね…😭

第1話でも、

「借金取りが家に押しかけるシーン」

「妹の笑顔に「絶対守る」と決意する表情」

「台の上で鬼のような形相になる変貌」

これらで表現される絶望感がストーリーに説得力と引力を与えています。

今後は平が闇卓球で戦う理由が「金」から「生きる意味」へシフトする過程が丁寧に描かれ、対戦相手にも“守るもの”“奪いたいもの”があり、敵キャラにも感情移入させる作劇が想定されますね!楽しみです😙

 

ページをめくる手が止まらない爆発的テンポとコマ演出

片岡先生の作風はテンポを自在に操る演出力が高いのが特徴ですね!

特に「相手のスマッシュをブロックし返す瞬間」に背景が白くなる演出、「点を取られた瞬間に妹の笑顔がフラッシュバックする演出」など、心理描写と卓球演出が融合しており、読者の没入感を極限まで高めてくれます!

今後決め技・必殺技の類が出てくれば、エフェクト演出、打点のブレを見せる特殊コマ割り、残像描写、観客視点での恐怖演出など、“卓球=派手なアクション”としてだけでなく心理戦としての演出力が強化され、より楽しませてくれるのではないでしょうか✨

 

まとめ

『ピングポング』は、卓球という競技を舞台に“借金”“裏社会”“狂気”を乗せた新ジャンル・“極限ピンポンデスマッチ”です…。大胆な設定とじわじわと迫るドラマ、そして狂おしいほどのビジュアル力が同居する、今ジャンプの中でも近年まれにみる“振り切れた一作”!

皆様もぜひご一読ください!!

 

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