こんにちは ないしは こんばんは 臆病者のkatsuです。
今回は、3月24日(月)に発売された週刊少年ジャンプ第17号に掲載された現代妖怪ラブコメディ『隣人童子』の感想・レビューです!
作品について
概要
『隣人童子』は週刊少年ジャンプにて2025年第17号に掲載された現代妖怪ラブコメディマンガです。
JUMP FUTURE PROJECT 2025 / WEEK6の作品として登場しました。
作者はジャンプ本誌初掲載!井出渚先生です!
本作はジャンプGIGAにて掲載され大好評を博し、満を持して本誌に掲載されました✨
あらすじ
多様性の現代、人知れず共存を楽しむ妖怪たちが急増した時代。
古びたアパート「くたびれ荘」。
202号室に住む東北訛りで青年の姿をした座敷童子「ユキ」も人知れず穏やかな日常を送っていた…
しかし、隣人である201号室の女子高生「千春」と壁にポッカリと空いた穴を通じて交流を深めてからは、これまでに利用されてきた強欲な人間と違い、日常の小さな出来事に幸せを感じる彼女に密かに思いを寄せる…!
生まれながらに不運体質をである彼女の側にいることで、自ずと幸せ(運)を与えながらも、自身も幸せを感じていた矢先、同アパートに住むろくろ首「ろくろ」から千春に彼氏ができたとの情報がっっ!!
聞き捨てならぬユキは交際相手の調査をしながらも、人間と妖怪という関係性や、千春に幸せになってほしい以上に自分の今の幸せを手離したくないという思いに気付かされ、悩んでいく…
諦めかけたその時、千春は持ち前の不運体質を存分に発揮して誘拐される事件に発展…!
知らせを聞いたユキは自身の決意と共に彼女を救いに行く…!!
『隣人童子』の感想・レビュー
キャラクターの温かさと掛け合い
本作の最大の魅力は ユキと千春の関係性 です。
ユキが千春に「幸せを届けたい」と必死に頑張る姿と、千春が無意識ながらも軽くいなすような掛け合いが心地よいほど絶妙です!
ユキを方言にしているのも可愛らしさを持たせ、ストーリーにほっこりさを加えており、より魅力的に感じられます!
千春は「不運体質」という辛い現実を抱えながらも、笑顔を絶やさない強さを持っている一方で、ユキもまた「幸運を運ぶ座敷童子」という役割に縛られながら、「本当に千春を幸せにできるのか?」 という「人間と妖怪の共存」というテーマならではの葛藤を抱えています。
この、 「守りたい人」と「守られるだけじゃないヒロイン」 というベタながらどこか歪な関係性と、心打たれる登場人物の葛藤という「ギャップの熱さ」に心を打たれます!
妖怪×日常の絶妙なバランス
『隣人童子』は 日常の中に妖怪が溶け込んでいる という独特の世界観で進んでいきます。
妖怪を含むほのぼのとした住人たちのアパート「くたびれ荘」が舞台ですが、ただのほのぼの作品では終わりません…!
後半の千春が誘拐される事件から物語が一気にシリアス展開へ。
ユキが千春を助ける姿を見た瞬間、たまたま近くにいる人にただの幸せを運ぶ存在である「座敷童子」から一変、自らの意思で「大切な人を守る強い存在」へと成長していくカッコ良さもたまりません!!
作画の繊細さと演出力
井出渚先生の画は、 優しい線と表情描写が非常に魅力的だなと思いました!
登場人物の柔らかさや可愛さに加え、アパートの古びた雰囲気や妖怪たちにはどこか懐かしさを感じさせるデザインがされており、それによくマッチした画のタッチで独特の世界観を見事に作り上げております。
戦闘シーンも一気に迫力を増すのがすごいところ。
普段は優しく柔らかい雰囲気のユキが、千春を助けるために怒りを露わにして鬼気迫る表情をみせる場面では、陰影や鋭い線を巧みに用い、紙面から熱量が溢れ出る感じでした…!!
まとめ
井出渚先生、堂々の初掲載でしたね!!
コメディタッチながらも社会性や人情のこもった巧みなスト-リー展開に、進むにつれて惹きこまれていきました!
井出渚先生の今後にも期待したいです!皆様もぜひご一読ください!!
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