こんにちは ないしは こんばんは 臆病者のkatsuです。
今回はアニメも大好評のなか連載完結した『マッシュル』について紹介します!
作品について
概要
『マッシュル-MASHLE-』は週刊少年ジャンプ2020年9号〜2023年31号で連載されたアブノーマルな魔法ファンタジーマンガです。
作者は甲本一先生で、本作が初連載作品です。
全162話。コミックス全18巻。
あらすじ
当たり前のように魔法が存在し、誰もが当たり前のように魔法が使える世界「魔法界」。人里離れた深い森の奥にて日々筋トレに励む少年マッシュ・バーンデッドは魔法が使えず、養父レグロ・バーンデッドに密かに育てられていました。
しかし、卓越した魔法使いたちが所属する魔法局によって管理されるこの魔法界では、能力が低いと落ちこぼれ扱いを受け、さらに魔法が一切使えない魔法不全者は殺処分される厳しい社会でした。
世界を変えなければ家族との平和な暮らしが得られないマッシュは、魔法界の中枢を担うエリートを輩出してきた由緒ある名門魔法学校イーストン校への入学し、優秀生徒の称号である「神覚者」となることを決めます。
魔法のエリート達が集まる魔法学校を舞台に、魔法が使えないマッシュは、日々の筋トレで得た超人的な肉体のみを武器に「神覚者」を目指す…!!
マッシュルの魅力について
冷酷で残酷な世界観だからこそ映えるギャグ
魔法が全てであり、魔法が使えなければ殺処分という厳しく冷酷な世界観で、飄々としながらもポジティブなマッシュの姿がやけに面白く映えて見えます。
バトルシーンにおいても重力、砂、水など、強力な魔法を使い、本気でマッシュを殺そうと攻撃をしてくる相手に対して、鍛え抜いた筋肉での物理攻撃しかできないマッシュ。
毎回「どうやってこの敵に勝つの!?」と、予測がつきません。しかしマッシュは、我々の予想を遙かに超える奇想天外な発想で、すべてを物理的に攻略していきます。一瞬理解が追いつかず、読者とともにキャラクターも唖然とすることが大半ですが、物理手段があまりにも強すぎて、こちらの困惑すらも力技でねじ伏せて無理矢理納得させてくるのが、大きな笑いを誘います。「いや、そうはならないだろう」というギャグからの、ド迫力の構図と絵柄のカッコよさに痺れるバトルマンガの展開が最っ高に面白いです!!
謎の信頼感とバツグンの爽快感!!
自分が退学処分にさせられそうになっても処刑されそうになっても、どんなに状況が深刻でも、マイペースなマッシュはクールであり、ドライでどこまでも通常運行です。
序盤ではどうなってしまうのかと読者もハラハラしていますが、本作の途中からは、始終マッシュがそのように落ち着いているため、「マッシュならなんとかするんじゃないか!?」という謎の安心感・信頼感を持ったまま読み進めることができ、ハラハラというよりも「どうやって攻略するのだろう」というワクワク感が強くなっていきます!
さらに、現実の日常生活で社会の理不尽を仕方ないものと大人の対応している我々読者にとって、作中に登場する「強いけど嫌な奴」を、立場も空気も読まずに殴り飛ばしていく姿にどことなく爽快感を感じます!
マッシュの煽り方も秀逸でたまりません!笑
まとめ
個人的には作中の所々で某有名魔法ファンタジー映画のオマージュが入っているのも最高ですね笑
現代では魔法の学校を題材にするには意識せざるを得ないかなという要素を開き直っている感がまた面白いです!
全体的にユーモラスに溢れながらも、努力・友情・勝利のジャンプの三原則もきちんと忘れない、秀逸なストーリー展開がとても読みやすいです。グロテスクな描写とかもないですしね。
皆様にもぜひご一読いただきたい作品です!
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