浮世絵マンガで候!?『磯部磯兵衛物語』を紹介!!! ※微ネタバレ注意※

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完結済みマンガ紹介

こんにちは ないしは こんばんは 臆病者のkatsuです。

今回は浮世絵をベースに描かれたギャグマンガ『磯部磯兵衛物語』を紹介します!

作品について

概要

磯部磯兵衛物語』は週刊少年ジャンプにて、2013年26号から複数回にわたって読切版が掲載された後、2013年47号~2017年46号まで連載されたギャグマンガです。

作者は後に『高校生家族』などの作品も手がけた仲間りょう先生。

全256話。コミックス全16巻。

 

あらすじ

世は江戸時代、将軍のお膝元である江戸に住む青年・磯部磯兵衛(いそべいそべえ)は立派な武士になるべく武士道学校で仲間たちとともに修行中。しかし、圧倒的に自堕落な性格が災いしてその道のりは程遠く、今日もぐっだぐだな江戸ライフを満喫するのであった…!

 

『磯部磯兵衛物語』の魅力について

浮世絵でマンガという新ジャンル!?

本作の特徴はなんといっても浮世絵をベースとしたその画風です。連載時には少し現代っぽくなりましたが、それこそ読切版ではまんま浮世絵でした。初めて読んだ時の衝撃を表すボキャブラリーがなく「なんだこれは!?」としか言えなかったです…笑

浮世絵という単語だけ聞くと古風な雰囲気を感じられ、どうしても伝統的や芸術的なイメージが起こされがちですが、この画風がなんとも本作と奇妙にマッチしており、浮世絵イメージとのギャップを生み出しながら、単調な線やリアル過ぎない背景によりストーリーのぐだぐだ感が際立っております。

浮世絵でマンガを描くというこれまでにない作品ですが、今後同じ画風の作品は出てこないでしょうね…笑

 

主人公・磯兵衛の異様なダメさ

本作の主人公・磯兵衛は、この世のぐうたらを集めたかのようなキャラクターです。武士道学校のテストでもカンニングはあたりまえ、休日は1日中ごろごろして丁度いい体勢を探す日々を送っています。一生懸命になることといえば春画(江戸時代のエロ画)、お茶屋の娘の気をひこうとしたりなど、武士とは程遠い煩悩だらけの言動を繰り返していきます…。

この「立派な侍」と磯兵衛のダメさ加減のギャップが凄すぎて、周りのキャラクターたちが「こいつ本当は凄いやつなのか!?」と思われてしまっていることも多々あり、こういったまた嚙み合わなさも面白く、魅力のひとつと思われます笑

 

1話完結かつ1話の短さからくる圧倒的読みやすさ

本作はその殆どが1話完結の構成となっております。以前『斉木楠雄のΨ難』の記事でも言いましたが、ギャグマンガの特性というのもあり「気になるところで終わってしまう!」というストレスがないのも、ページをめくる気楽さと読みやすさという意味で十分に魅力であると感じられます!

本作の作風としても「そりゃあ1話簡潔になるでしょうよ」って感じですけど…笑

そして、その1話1話もたった7ページと凄く短めです!週刊少年ジャンプ連載時は毎週2話掲載されていましたし、単行本1冊の中にも15~20話掲載されています。しかしながら起承転結がコンパクトにまとめられており、オチもそれっぽく仕上がっていて強引にまとめられた感がなく、シンプルにサクサクッと読み進めて行くことができます!

 

まとめ

磯部磯兵衛物語』は、浮世絵風という独特な画風と、それにマッチしたのほほんとしながらもぐだぐだなストーリーがたまらないギャグマンガです!

淡々と読ませてくれて、クスッと笑わせてくれる本作ですが、たまに無性に読みたくなる謎の中毒性があります笑

 

普段のマンガライフにアクセントを加えたい方、ぜひご一読ください!!

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