こんにちは ないしは こんばんは 臆病者のkatsuです。
今回は、人間とドラゴンのハーフである女子高生の非日常な日常を描いた『ルリドラゴン』を紹介します!
作品について
概要
『ルリドラゴン』は、週刊少年ジャンプ第28号より連載開始された、眞藤雅興先生の初連載作品です。眞藤先生の体調不良のため、2022年35号より休載中。2023年10月時点で既刊1巻。
あらすじ
高校生の青木ルリは、ある朝目覚めると突然頭にツノが生えていた!
実は父親が龍だから遺伝かも? と母に伝えられたルリは戸惑いながらも、とりあえず学校へ向かう…。
見慣れないツノに興味津々なクラスメイト達に加えさらにもう一つのドラゴン体質が明らかになって…!?
いつもの毎日に起こったちょっとした異変。ドラゴンJK・ルリの日常がゆるっと始まる…!
『ルリドラゴン』の魅力について
特異な設定なのにめちゃくちゃゆるい
本作は、主人公である女子高生のルリが、ある日突然生えたツノがキッカケで、自分の父親がドラゴンである事実を知る衝撃的な展開から始まるのですが、母親も「言おう言おうとは思ってたけど、無理に教えることでもなかった」と言い、大きな驚き動揺はまったく見せません。そして当の本人も、念のため学校を休むかという母の問いに対して、「ツノ生えただけだしな」「生えてしまったものはしょうがない」と普通に登校します。
流石にクラスメイトには不思議がられるも、ただただ触らせてと言っておもしろがり、恐がられるどころか人気者のように群がられる。突然ツノが生え、ドラゴンがこの世に存在するということに現実味を感じていないのか、どこかジョークと思っているのか、大ニュースにすることもなく、どこか違うがゆるっとした日常が進んでいきます…!!
読み進めていくたびにどこか安心感や温かさが感じられる、ゆるさが心地良い作品です!!
ルリの周りのやさしさに考えさせられる
急に真面目な話になりますが、周囲と違った個性や特徴のある人に対して、周りの人の理解や受け入れがどれほど大切かということを、本作を読んでいると改めて感じます。
設定が特異なだけに大げさなように思えてきますが、周りの溢れんばかりのやさしさによってこのゆるっとした日常が保たれている。いい大人になって、少し読み方を変えていくとほっこりとともに深い感動を感じます…!!
シンプルで優しくかわいい画風
眞藤先生の画風も本作と本当に良くマッチしており、作品のゆるさや優しさがより際立っております。スクリーントーンの使用も控えめで、背景もいい意味で深く描き込み過ぎず、登場人物の表情やコミュニケーションをコマいっぱいに描くことで心理が読み取りやすく、読者が作品の世界観に入りやすくなっております。
シャッシャとした余分な線もなく、キャラデザもとてもかわいいので凄く読み進めやすい画風だと思います!!
まとめ
しばらく休載中の本作ですが、連載開始時から個人的に注目や楽しみにしていた作品でしたので、連載再開が待ち遠しく、今でも待ち続けています!!
これからどんな体質が出てくるのか。世間に晒したいと問題視してくる奴が出てくるのか。今後の展開にも凄く期待しております!
現段階で1巻のみ発売されておりますので、ぜひご一読いただいた上で連載再開を待ちましょう…!!
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