こんにちは ないしは こんばんは 臆病者のkatsuです。
今回は、ユニークすぎる男子高生の淡々とした日常を描いた異色の青春『夢中さ、きみに。』を紹介します!!
作品概要
『夢中さ、きみに。』は、出版社:KADOKAWA、レーベル:ビームコミックスより刊行。
作者は『カラオケ行こ!』『女の園の星』も描いている和山やま先生。
本作は、ミステリアスな魅力を持った中高一貫の男子校に通う高校2年生の林美良(はやしみよし)を中心に描かれた4編と、中学生の時にモテすぎた反動により平穏な日常を求めて「逆・高校生デビュー」を果たした高校2年生の二階堂明(にかいどうあきら)を中心に描かれた4編から構成される。
林美良編
かわいい人
友達になってくれませんか
描く派
走れ山田!
二階堂明編
うしろの二階堂
おまけの二階堂
うしろの二階堂 怒りの授業編
うしろの二階堂 恐怖の修学旅行編
なんと、2019年に東京ビックサイトで開催された同人誌即売会にて頒布された同名タイトルの同人誌が、月刊コミックビームの編集者の目に留まって書籍化となったそうなんです!
まさしく和山やま先生の人生を変えた作品!
『夢中さ、きみに。』の魅力について
本作の特徴はなんといっても和山先生のセンス満載のジワッと来る静かな笑いですね!
林は容姿こそ普通なれど言動がなんとも独特で変人です笑 そんな彼に影響される(振り回される?)周囲の人物視点で話が進むのですが、絶妙に奇妙な林の言動と周囲の困った姿に思わずにやけてしまいます。しかしながら、どこか人情味あふれるほっこりとした物語に気付けば「にやけ」ではなく微笑んでいる自分がいました。
二階堂はなんとも不気味な容姿をしており、様々な噂とともに周囲から避けられている存在でしたが、実は中学時代のトラウマから不気味なフリをしているのでした…。
そんな二階堂の前の席になってしまった目高(めだか)は彼になるべく関わらないでいようとしますが、小学校の同級生に再会したのをキッカケに二階堂の本来の姿を知り、彼を笑わせようと積極的に話していくようになります…!
二階堂のあまりに極端なキャラづくりも非常に面白いですし、不意に本来の姿が垣間見えてしまう二階堂も、読むにつれて可愛さが増していきます😁
まとめ
「これぞ和山先生の原点!」という要素がギュッと詰まっている本作。
『カラオケ行こっ!』の実写映画化もあり、話題沸騰中の和山先生の世界観を『カラオケ行こっ!』と併せてこのデビュー索でも体感していただきたいです。
ぜひご一読ください…!
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